新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で外に出られない子供たちは、家でじっとしていることに飽き始めている。スマートフォンを持つことが許されていない子供たちの中には、友だちとチャットをさせてくれるよう親にせがんでいる子たちもいる。そうした親たちは、ソーシャルメディア(SNS)へのドアを予定よりも早く開くか、厳しい態度を貫くか、難しい選択を迫られている。そこで頼りにされているのが、フェイスブックが2017年に開発した12歳以下の子供を対象にしたチャットアプリ「メッセンジャー・キッズ」だ。フェイスブックの広報担当者によると、3月初め以降、メッセンジャー・キッズのデーリー・アクティブ・アカウント数は3.5倍以上に増えた。