スクールK本部公式の教室一覧ページに、L市本町校は存在しません。春の体験入学を本部に黙って実施していたことはもちろん、あろうことかX氏はスクールKに黙って2校目を開校していたのです。

 さらに調査員は、両校への覆面調査による電話問い合わせと教室説明会への参加により、X氏運営の2校では「春の体験入学」で例年並みの1校あたり数十名の申込みを受けていること、しかもFC規定の全4回の体験授業を2回に縮小して実施していることも突き止めました。

 もちろん、体験入学費用の振込先はX氏の個人口座となっていました。

 スクールKの教材はすべてデジタル教材であったため、簡単に複製できます。のぼりや販促品の発注が1校にしては多いと感じていたものの、A社はL市本町校というX氏運営の2校目の存在に気づくことができなかったそうです。

本部が気づかなかった
ネット集客の巧妙な手口

B事業部長 今回の調査、わずか1週間足らずであっさりと証拠をつかんでいただき、ありがとうございました。

トクチョー 現地では「春の体験入学キャンペーン実施中」というのぼりが数多く立てられていました。教室は説明会と体験入学の生徒さんが来るときだけ、開けていたようです。

B事業部長 それにしても、どうしてXさんは春の体験入学キャンペーンだけでなく、2校目の存在まで本部に隠し通せたのでしょうか。私も含めて弊社の何人かが、春の体験入学キャンペーンをやっていないか疑って、「L市 スクールK」で検索をしてみましたが、FC指定フォーマットのホームページしか見つけることができませんでした。でも実際は調査レポートにもあるように、ランディングページが存在したというのはどういうことでしょう。