中国人民解放軍の香港駐留部隊の指揮官は26日、香港における中国の国家安全保障上の権益を保全すると表明した。旧英植民地である香港支配を強めようとする中国共産党の姿勢を改めて示した。中国政府は現在、外国勢力による干渉、扇動、転覆、テロを罰する新法「国家安全法」を香港に制定することを目指している。これに反発し、24日には香港で大規模デモが発生した。人民解放軍の陳道祥少将は同日の中国国営中央テレビ(CCTV)のインタビューで、香港駐留部隊は「中央政府の決定と計画を固い決意をもって実施する」用意があると語った。CCTVのソーシャルメディアに掲載された同インタビューの抄録版には、人民解放軍が香港ビクトリアハーバーで軍事演習を実施している様子などが挿入された。
中国政府の「権益を保全」 香港駐留部隊の指揮官
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