米アップルは、レオナルド・ディカプリオとロバート・デニーロが共演する、マーティン・スコセッシ監督の新作映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」を獲得した。事情に詳しい関係者らが明らかにした。動画配信大手ネットフリックスなどと獲得を争っていたアップルにとって、同作は映画制作進出に向けた過去最大の一手となる。ネットフリックスはスコセッシ監督の前作「アイリッシュマン」を制作していた。作品は「アップル・オリジナル・フィルム」として制作され、劇場配給は当初映画を制作していたパラマウント・ピクチャーズが担当する。関係者によれば、同作の予算は2億ドル(約216億円)を超え、パラマウントは制作面でも財務面でも問題を抱えていた。コストを抑えるため脚本が書き直されたものの、パラマウントは最終的に手を引いたという。