筋トレ・ダイエットでのプロテインの「もったいない」とり方、いつ飲むのがベスト?プロテインの正しい取り方とは? Photo:PIXTA

トレーニングやダイエットに励む人の中には、日常的に「プロテイン」を飲んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし、選び方や取り入れるタイミングを理解していないと、効果が実感できないケースもあるようです。今回はプロテインの基礎知識と効果的な活用法を解説します。(管理栄養士、パーソナルトレーナー 西巻草太)

プロテインを飲むと太る?やせる?
意外と知らない正しいとり方

 フィットネスブームが続く昨今、コンビニにもプロテインドリンクが当たり前のように並んでいます。トレーニングやダイエットをしたことがある人の多くは、一度はプロテインを飲んだことがあるのではないでしょうか。プロテインは、その名のとおりタンパク質を摂取して筋肉をつけることのほかにも、肌や髪、骨などの健康を維持することに役立つサプリメントです。

 ただ、トレーナー、管理栄養士の目線から見ると、「もったいない」プロテインの使い方をしている人が多いようです。そこで、今回はプロテインの基礎知識と、目的に合わせた効果的なプロテインの取り入れ方、選び方を解説したいと思います。

 まずは、プロテインの基礎知識からお話しします。

 プロテインを飲んだことがない人の多くは、「プロテインを飲むと太る」というイメージを持っているかもしれません。でも、安心してください。結論からいうと、「プロテインは太りにくい食品」です。

 低カロリー・高タンパク食品の代表である鶏のささみは、100gで約105kcal、約23gのタンパク質を含みます。一方のプロテイン(「マイプロテイン Impactホエイプロテイン」)の場合、1食分で103kcal、タンパク質は21g。プロテインは、鶏のささみと同じくらい低カロリー・高タンパクの優秀な食品なのです。

 しかし、飲むだけで太ることはないとはいえ、もちろん飲むだけでやせたり筋肉がついたりもしません。あくまでも、「食事でとり切れないタンパク質を補うサプリメント」という位置づけで使うのが正解です。