米トランプ政権が大統領に軍の配備を認める1807年「暴動法」の発動を検討する中、3日朝時点で1600人規模の米陸軍部隊が首都ワシントン近郊で待機し、出動に備えている。ドナルド・トランプ大統領から軍に出動命令が出された場合に備え、国防総省はノースカロライナ州フォートブラッグとニューヨーク州フォートドラムから部隊を招集。1日に当地に到着した。専門家や当局者によると、命令が出た場合は米国内ではほぼ30年ぶりに連邦軍が街頭に出動することになる。ただ、軍の出動を巡っては、むしろ暴動をあおるリスクがあり不要だとして、国防総省当局者の多くが反対しているほか、州知事や共和党員の一部からも反対の声が上がっている。同省は、州知事の命令で動く州兵に時間を与え、秩序回復を任せるよう主張している。2日夜は外出禁止令や警察の大量配備で暴動はやや落ち着いた。
米連邦軍、ワシントン近郊で待機 大統領の出動命令に備え
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