白人警官の暴行により黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件でミネソタ州のキース・エリソン司法長官は3日、逮捕・起訴された同州の元警官について、罪状を第3級殺人罪からより重い「殺意があった」第2級殺人罪に引き上げた。裁判所の記録で明らかになった。州当局者によると、同司法長官は事件に関与した他の元警官3人についても第2級殺人のほう助罪で起訴した。エリソン氏は今週、ヘネピン郡司法長官から事件を引き継いだ。一方、ジョージ・フロイドさんが死亡した事件をきっかけとする米国の大規模デモは、夜間の暴徒化や逮捕者数が減少傾向にあることが法執行機関の3日の報告で明らかになった。ミネソタ州公安局のジョン・ハリントン局長は2日夜、「これまで見てきた抗議の性質に、明らかな温度の変化が見られる」と述べた。
黒人暴行死、元警官の罪状「殺意あった」殺人罪に変更
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