黒人男性のジョージ・フロイドさんが警官に押さえつけられて死亡する事件が起きてから、怒りにかられたデモ参加者が通りや公園、テレビ画面を埋め尽くしている。それでもブリジェット・ランプキンスさん(46)は朝には化粧をして、顧客とのオンライン会議で笑顔を見せる。「こんなときでも会議に参加して、何も問題はないかのように振る舞わなければならない」  「これが昼間の仕事で、黒人であることは別の仕事のよう」。会計・コンサルティング会社アイズナーアンパーで事業開発ディレクターとしてマイアミで働くランプキンスさんはこう話す。夜はデモのニュースを遅くまで見ている。