イタリア当局が示したロックダウン(都市封鎖)後の対応に関する100ページ以上にわたる規則を解読した後、ロベルト・ブルーノさんは何をすべきかはっきりと理解した。ブルーノさんは規則の書類をプリントアウトして自身が経営するピザ・レストランとアイスクリームショップのあちこちに貼り付け、一緒に「Basta Carta!(バスタ・カルタ!)」の横断幕を掲げた。これは「もう紙はたくさんだ(規則の指示はいらない)」という意味だ。現在、レストランのテーブルサービス(店員が飲食物を客のテーブルまで運ぶこと)は認められているが、ブルーノさんは規則に抵触することを懸念してまだそれを再開していない。「私とパートナーは規則ばかりの生活を強いられている。当局の言うことは、次の日には全く変わっていたりする」と彼は語った。