11日の米株式相場は大幅続落。新型コロナウイルスの感染第2波への懸念が広がったことでダウ工業株30種平均は1800ドル超下げ、3月以来の大幅安となった。ダウ平均の終値は前日比1861.82ドル(6.90%)安の2万5128.17ドル。S&P500種指数は188.04ポイント(5.89%)安の3002.10。ナスダック総合指数は527.62ポイント(5.27%)安の9492.73取引を終えた。市場が期待していた円滑な経済活動再開が困難になりそうな兆候が強まり、始まったばかりの景気回復が危ぶまれている。ジョンズ・ホプキンス大学が集計したデータによると、米国のコロナ感染者数は200万人を突破し、死者数は11万1000人を上回った。コロナ対策の活動制限を緩和したフロリダ、カリフォルニア、アリゾナ、テキサスなどの州で感染者数が急増している。