米カリフォルニア州当局はアマゾン・ドット・コムに対する調査の一環として、同社の事業慣行について調べている。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、州の調査は、同社オンライン市場での出店業者の扱いが少なくとも焦点一つという。関係者の1人は、出店業者と競合する自社製品を売るといった慣行もこれに含まれると話した。アマゾンとカリフォルニア州はいずれも、反トラスト法(独占禁止法)の調査について情報公開していない。アマゾンは首都ワシントンや米国外で、独禁法違反の疑いで調査に直面している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は11日、アマゾンによる出店業者の扱いを巡り、欧州連合(EU)が異議告知書を送付する計画だと報じた。