――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米中の反目は、一部の側面では米国に高くつくだろうが、金融面では中国の方が失うものが大きいのは明らかだ。ドルは依然、国際金融システムの鼓動する心臓であり、ドルの調達システムのコントロールは敵を罰する恐ろしいツールである。  それでも、米政府がそのツールを過剰に利用すれば長期的なリスクとなり、そのリスクは国内政策の失敗によってさらに悪化することも考えられる。