ジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)は自身の著書「The Room Where It Happened(それが起きた部屋)」の出版を予定通り進めるとみられる。同書を巡っては、ホワイトハウスが過去1カ月にわたり出版中止を要請してきた経緯があり、ドナルド・トランプ大統領やウィリアム・バー司法長官は15日にもボルトン氏に対して思いとどまるよう求める姿勢を示した。出版社によると、同書はボルトン氏のホワイトハウスでの18カ月間の在職期間に焦点を当てた内容で、トランプ氏への痛烈な評価も含まれている。トランプ氏は15日、ボルトン氏が本を執筆したことは「非常に不適切」だとし、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)による1カ月の審査を受けた原稿には「高度な機密情報」が含まれていると非難した。