【パリ】フランス東部の地方都市ディジョンで今月、武装したチェチェン人が北アフリカ出身者の居住区を占拠した。地元警察は応援を呼んだが住民らとの対立を避け、拳銃も使わなかった。  武装したチェチェン人は、暴行を受けたとされる10代のチェチェン人の報復をしようとしていた。数日間にわたり銃撃を行って住民を襲撃し経済活動にも影響を及ぼした。暴力が収まると、警察はディジョンの住民や国内全土の都市のチェチェン人など容疑者を拘束し始めた。  こうした警察の戦略は地元当局者を激怒させ、対立する民族が路上で決着をつけることを警察が許していると非難の声が上がった。