金融市場のトレーダーらはもう経済指標だけを見て何をいつ買うかを決めているわけではない。
新型コロナウイルス時代の世界では、ウォール街中の企業が非従来型の複数の指標を見て市場の向かう先を判断している。
ツイッター上での市場観測筋のつぶやきはもはや失業保険申請や小売売上高のような広範な指標だけに集中していない。今ではレストランの予約状況から米空港の混雑度まで、あらゆる指標の内訳を含んでいる。アナリストらは、そうした指標が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が引き起こした景気低迷からの回復度合いを測る一助になり得るとみている。
最もよく引用される幾つかの指標と、そこから何が分かるのかを見てみよう。