米ニューヨーク州南部地区のジェフリー・バーマン前連邦検事が解任された問題で、バーマン氏が解任される前日に、ビル・デブラシオNY市長を批判する書簡への署名を拒んでいたことが、関係筋の話で分かった。書簡は、デブラシオ市長がソーシャルディスタンス(対人距離の確保)規定を理由に宗教上の集まりを阻止しつつ、抗議デモは認めたことを二重基準として批判する内容で、司法省が署名を求めていたという。バーマン氏はとりわけ、書簡は政治色が濃く、自分が率いる連邦検事局とNY市との関係を損ねないとして、強く反対していたという。書簡は司法省の公民権部門トップとバーマン氏が署名することになっていた。関係筋によると、書簡が送付されることはなかった。
解任の連邦検事、NY市長批判の書簡巡り米司法長官と対立
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