調査会社イーマーケターは、今年はグーグルの米国内の広告収入が減少すると予想している。主力のオンライン検索商品が頼りにする観光業界が新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けているためだ。  デジタル広告世界最大手のアルファベット傘下グーグルは、2008~09年の金融危機を除いて創業以来毎年、広告収入の2桁増を達成してきた。金融危機時の広告収入の伸びは8%にとどまった。グーグルは米広告収入を内訳で示していないものの、イーマーケターのモデルによれば金融危機の際も増加しており、減少すれば同社がモデルに基づく予想を始めた08年以降で初めてとなる。