米通信大手スプリントの最高経営責任者(CEO)を務めたマルセロ・クラウレ氏が、個人で米同業TモバイルUSの株式5億ドル(約535億円)相当を新たに取得する。ソフトバンクグループが進めるTモバイル株売却に向けた複雑な取引の一環。  一連の取引でソフトバンクはTモバイル株の約3分の2を売却できる。最近の株価に基づくと、売却額は約200億ドルに上る可能性がある。売却額は週内に決まるとみられる。  Tモバイルが22日に米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、ソフトバンクの最高執行責任者(COO)でTモバイルの取締役を務めるクラウレ氏は、Tモバイル株を500万株購入する。