レナウンが負債100億円超
1位はインバウンド関連
今回は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で倒産した企業のデータを使い、「コロナ倒産負債総額ランキング」をお届けする。東京商工リサーチの集計データを基にダイヤモンド編集部が作成した。
倒産は、負債総額1000万円以上の法的整理、私的整理を対象に集計している。国内で患者が増え出した2月から6月19日午後5時までに195件を確認。金額で100億円を超えたのは2件で、アパレル大手のレナウンがこの中に入っている。もう1社はインバウンド関連の企業だった。
それでは、ランキングを確認していこう。
1位はホテル・リゾート運営受託のWBFホテル&リゾーツ(大阪府)で、負債総額は160億円だった。新型コロナの影響で2月以降は宿泊客のキャンセルが相次いだ。ホテル開設などに必要な多額の資金を銀行借り入れに頼っていたため、金利負担が重かった。資金繰りに行き詰まり、4月27日に民事再生法の適用を申請した。