米司法省は、黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件を受けて、ミネアポリス警察署に憲法に違反する行動パターンがなかったか、連邦捜査の実施を検討していると議会に伝えた。フロイドさんの事件を巡ってはすでに、警察の拘束中に殺害された問題に関して、公民権を巡る連邦捜査が行われている。司法省が検討中のより広範な捜査では、ミネアポリス警察署で過去に人種差別や過剰暴力、違法な検問などの不正行為がなかったを調べる見通しで、改革案のリストを策定する可能性がある。トランプ政権下の司法省はこれまで、組織全体に問題がなかったかを調べるこうした捜査を著しく縮小。暴力犯罪対策など政権の優先課題に警察が十分に取り組めるよう、資金やリソースの提供に注力してきた経緯があり、実際に捜査に乗り出せば、方針の転換となる。
米司法省、ミネアポリス警察への連邦捜査を検討
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