Photo:PIXTA

ミルクチョコ、乳製品、脂肪の多い食事が大人のニキビに関連 

 思春期を過ぎてもニキビに悩まされている人は、特定の食品を避ける必要がありそうだ。成人を対象とした研究から、砂糖や脂肪分を多く含む食品は、ニキビ(ざ瘡)のリスクを上昇させる可能性のあることが明らかにされた。モンドール病院(フランス)のEmilie Sbidian氏らによる研究結果が、「JAMA Dermatology」6月10日オンライン版に掲載された。

 この研究は、2009年にフランスで開始されたWebベースのコホート研究「NutriNet-Santé研究」の一環として実施された横断研究。2018年11月14日~2019年7月8日に、18歳以上の成人2万4,452人がオンライン上の自記式アンケート調査に回答した。平均年齢は57±14歳で、女性が1万8,327人(75%)。

 回答者の46%に当たる1万1,324人が、現在ニキビがあるか、過去にニキビになったことがあると回答した。2週間にわたる食事の記録を基に、多重ロジスティック回帰分析で潜在的な交絡因子(年齢、性別、身体活動量、喫煙習慣、教育歴、摂取エネルギー量、食事回数、うつ症状)を調整後、食行動とニキビの既往との関連を検討。その結果、乳製品や脂肪の多い食品、甘味飲料などを好むことはニキビのリスクを上げる可能性が示された。

 具体的には、1日1杯の牛乳を飲む人はニキビの頻度が12%増大し、砂糖入りの飲料を1杯飲む人は18%増大していた。それらの摂取量も重要で、1日の牛乳摂取量が5杯の場合、ニキビの頻度は76%増大し、砂糖入り飲料の摂取量が5杯の場合には2倍以上となった。また、脂肪分の多い食品(フライドポテト、ハンバーガーなど)や甘い菓子(ドーナツ、クッキーなど)も、ニキビの頻度増大と関連していた。

 Sbidian氏は「この知見は、西洋風の食事が成人のニキビに関連するという仮説を裏づけるものだ」と述べている。また、全体的に「ニキビのある成人は、健康的な食事をしている比率が低かった」という。