【東京】ソフトバンクグループの孫正義・最高経営責任者(CEO)は25日の年次株主総会で、中国の電子商取引(EC)大手アリババグループの取締役を同日付で退任すると明らかにした。  アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏も5月、ソフトバンクの取締役を6月25日付で退任すると発表していた。  孫氏と馬氏という2人の有力起業家は約15年にわたり、互いの企業の取締役を務めることで緊密な関係を強固なものにしてきたが、そうした時代は終わりを告げる。孫氏は2005年にアリババの取締役に就任。その5年前には、当時まだ小規模なEC企業だったアリババに2000万ドルを出資していた。