米連邦捜査局(FBI)は、亡命した中国人実業家の郭文貴氏と、同氏の米国でのメディア活動の資金源について捜査している。ドナルド・トランプ大統領の首席戦略官を務めたスティーブ・バノン氏との活動も対象となっている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。それによると、FBI国家保安部の捜査官はここ数カ月、郭氏とバノン氏を知る人物らに対し、郭氏の活動や、同氏とつながりがあるメディア企業の資金源などについて聞き取り調査をしている。この企業は2018年にバノン氏を顧問として雇っている。先週には、郭氏と関連がある複数の企業を知る人物にFBIが接触したという。関係者の一部によれば、捜査は6カ月以上続いており、ニューヨークのマンハッタン地区とブルックリン地区の連邦検事局も関わっている。