ズボラでも行動し、成果を出せるよう、非常に細かく設計されている「ズボラPDCA」(写真はイメ―ジです) Photo:PIXTA

レビュー

 起業してビジネスが軌道に乗っている人、セミナーを開くと多くのお客さんが集まる人、SNSやネットで存在感のある人……成功している人物というのは、毎日コツコツ、寝る間も惜しんで努力してきた、強靱な精神力の持ち主だ――あなたは、そんなふうに思い込んでいないだろうか。少なくとも自分のようなグータラの面倒くさがりではないだろうと。

『弱くても最速で成長できる ズボラPDCA』書影
『弱くても最速で成長できる ズボラPDCA』 北原孝彦著 すばる舎刊 1400円+税

 著者は、ゼロから4年で美容室を100店舗展開してきた成功者だ。セミナーには多くのお客さんが参加するし、オンラインサロンには数千人の会員がいる。そんな著者だが、以前は家でゲームをするのが大好きで、予定がなければずっと寝ているような人物だったという。成功してからも性格は変わらず、スタッフに呼ばれるだけで「えっ、何かあったの!?」と思ってしまうほどの小心者だそうだ。

 そんな著者が実践しているのが、ビビリ、グータラ、飽き性などの、一見何かを成し遂げるには向いてなさそうな人々でも回せるPDCA、「ズボラPDCA」だ。このメソッドは、ズボラでも行動し、成果を出せるよう、非常に細かく設計されている。ズボラの性分を知り尽くした著者だからこそ作り上げられたものだと言えるだろう。

 そんなメソッドが紹介されている本書『弱くても最速で成長できる ズボラPDCA』は、ズボラな人はもちろん、今まで違う方法で挫折したことがある人やスタート前で悩んでいる人にももってこいの一冊ではないかと思う。(泉 未来)