香港は新型コロナウイルスの封じ込めに向けて、これまでで最も厳しいソーシャルディスタンシング(対人距離の確保)規則を15日から実施する。つい今月初めには新型コロナの流行を抑え込んだとみられた香港だが、新規則の導入で経済活動が停滞することになる。香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は13日遅く、公共の場で一度に集まれる人数の上限を50人から4人に引き下げた。また午後6時~午前5時のレストラン店内での飲食を禁止。スポーツジムなどの施設は7日間営業禁止にすると発表した。マスクは既に市民の多くが自主的に着用しているが、公共交通機関の利用時の着用を義務付けた。民間企業に対しては、従業員をできるだけ自宅から勤務させるよう求めた。