7月に起きた
もう1つの自殺

 7月は実はもう1つの自殺が話題になっていた。7月2日、22歳の女子トライアスロン選手のチェ・スクヒョン氏の自殺である。

 チェ選手が監督やドクターや先輩選手からかなり激しいいじめを受け続けて、自殺前には母親に「お母さん、愛してる。あの人たちの罪を明らかにして」とメッセージを送ったと報じられている。

 遺族によると「お前は毎日、殴られなければならない」などと言いながらコーチなどから20分もの暴行を受けたり、頬を20回以上たたかれた揚げ句に胸や腹を蹴ったり頭をつかんで壁に押しつけられるなどの暴行を受けそうだ。

 ほかにも、選手3人に20万ウォンのパンを買わされ、すべて食べさせられるといういじめも受けていたとも。遺族は警察、検察、トライアスロン協会などにチェ選手へのいじめを告発したが、まともに対処してもらえなかったという。

 この自殺は韓国社会に大きな衝撃を与えて、コーチやドクターらは大バッシングを受けており、加害者2人が永久除名、1人が10年資格停止など懲戒を受けている。ただし、本人たちはいじめを否定しており、これからは裁判で争われる。