米トランプ政権は14日、連邦レベルでは2003年以降で初となる死刑を執行した。薬物注射にペントバルビタールを使用するのは違憲だとする死刑囚の訴えを連邦最高裁判所が退けた。ウィリアム・バー司法長官が昨年、インディアナ州テレホートで死刑執行を再開すると発表したことを受け、死刑囚4人と支援者らが提訴していたが、保守派判事5人がこれを退けた。ダニエル・ルイス・リー死刑囚は致死量のペントバルビタールを投与され、現地時間午前8時07分に死亡が確認された。今週はさらに2人、8月には1人の死刑執行が予定されている。リー死刑囚の刑執行は当初は13日に予定されていたが、コロンビア特別区の連邦地裁のタンヤ・S・チュトカン判事は、死刑囚がペントバルビタールについて「刑の執行中に激しい痛みと不要な苦しみ」を引き起こす可能性があるとの訴えを表明できるよう、同日朝に執行差し止めを命じた。
米で死刑執行、連邦レベルで2003年以来
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