ピーター・ナバロ米大統領補佐官(通商担当)が国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長を新聞の論説で批判したことを巡り、ホワイトハウスはナバロ氏から距離を置く姿勢をみせた。ナバロ氏は米紙USAトゥデーへの寄稿文でファウチ氏について「世間への接し方はうまいが、私が関わってきたことについては彼は全てにおいて間違っていた」と指摘した。ナバロ氏はファウチ氏の発言には「懐疑心と警戒心」をもって耳を傾けるという。一部トランプ政権関係者の間ではファウチ氏に対する批判も高まっているが、ホワイトハウスは15日、ナバロ氏の論説からは距離を置いた。ホワイトハウス戦略広報部長のアリサ・ファラー氏はツイッターへの投稿で「(ナバロ氏の)論説記事はホワイトハウスの通常の認可プロセスを経ておらず、個人の意見だ」と述べた。さらに、ドナルド・トランプ大統領は政権に助言を行う医療専門家の技量を高く評価しているとした。
ナバロ米大統領補佐官がファウチ氏批判、ホワイトハウスは距離
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