欧州連合(EU)27カ国の首脳は、1兆8000億ユーロ(約220兆円)規模の経済対策について19日も協議を続けたが話し合いは行き詰まっている。緊迫したやり取りが交わされ、協議が決裂する恐れも出てきた。新型コロナウイルス流行に伴い低迷する欧州の景気テコ入れに向けた協議は3日間行われたが、各国首脳の間には、最終的な経済対策の規模や補助金の割合、条件などについて依然として意見に隔たりがある。EU首脳は、計画の枠組みについて基本的なコンセンサスが得られたと述べていた。そのため、合意に至らなかった場合は金融市場がネガティブな反応を示す可能性がある。多くのEU首脳は、夏季休暇前に合意しなければならないと述べている。
EUのコロナ景気対策、規模巡る対立で協議難航
有料会員限定
あなたにおすすめ