新型コロナウイルスは個別銘柄の危険性に関する予想を一変させた。主要指数の回復を促してきた変化だが、多くの投資家は市場が反転に脆弱(ぜいじゃく)だと警鐘を鳴らしている。コロナのパンデミック(世界的大流行)が続く中、多くのテクノロジー・製薬会社の株は安全に映っている。一方で、長らく低迷期のディフェンシブ銘柄とされてきた他の銘柄、例えば不動産や公益株は急激な下げに見舞われてきた。アマゾン・ドット・コムは今年73%上昇しており、市場の別の場所の暴落から逃れてきた投資家が集まっている。アップルとマイクロソフトは34%上昇している。こうした銘柄のめまいがするような上昇で、ナスダック総合指数は年初来20%上昇。その過程で終値ベースの最高値更新が28回あった。一方、S&P500種指数は今年の下げを取り戻し、現在は0.7%高となっている。
米国株、悪いニュースも一部銘柄には朗報
新型コロナ禍、ディフェンシブ株とアグレッシブ株の関係を一変
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