新型コロナウイルスの影響で、学校に行けず、オンラインで授業を受ける機会が増えました。オンラインで授業を受けられない子どもたちは、自習せざるを得ませんが、自己管理能力がない大人が多いのに、子どもたちに自ら進んで勉強させるのはひと苦労です。
子どもたちが進んで勉強するには、どうすればいいのか。そこで、『図解版ずるい暗記術』から、夏休み期間中に、遅れた勉強を取り戻すためにも、自己管理能力、モチベーション、やる気、集中力を上げるために必要な7ステップを新たに紹介します。子ども向けにシフトした内容ですが、大人でも十分使えるもの。先行き不透明な未来に気落ちするのではなく、今できることを精いっぱいやりましょう!
モチベーションをあげるには、RPGのようなゲーム感覚で達成感を得ていくことです。今回は、ステップ3=レベル20の状態。さあ、「夢」を言葉にしてみましょう。
言葉にすることで自分をあえて追い込む
努力する過程のなかで、強力な武器となるものがあります。それは「夢」です。「志望校に合格したい」「英検1級をとりたい」など、みなさん、自分の夢、理想を持っていることと思います。その夢を心の中だけにとどめていてはダメです。積極的に声に出すこと。誰かに向かって自分の夢を語るのです。
「言霊(ことだま)」という言葉がありますよね。古来、日本では言葉に魂が宿るとされ、発した言葉通りの結果が表れると信じられてきました。実際の結果はともかく、言葉の影響力は意外と大きいものです。まず、自分の夢を他人に語ることで、後には引けなくなります。人前で宣言した以上、まったくの失敗に終わったら、恥ずかしいですよね。実現させようと奮起するため、自然とモチベーションは上がっていきます。いわば、自らを「背水の陣」に追い込む作戦です。
夢を語るほど夢に近づいていく
さらに、夢を語ることによって、自然とその夢につながる道が開けていきます。たとえば「弁護士になりたい」と周囲に言えば言うほど、同じような夢を持った仲間や友人たちが増えていきます。有益な情報を教えてくれたりもします。
私の大学のときの夢は、「サークルを日本一にする」でした。塾の講師をしていたときは、「全員第一志望に合格させてやる!」と生徒に宣言していました。かなり壮大ですが、夢は大きければ大きいほど、頑張ろうという気持ちも強くなると信じています。恥ずかしいと思わず、積極的に大きな夢を語っていきましょう!