米マイクロソフトが22日発表した4-6月期(第4四半期)は、クラウドコンピューティング事業の好調が持続し、大幅な増収となった。新型コロナウイルスの世界的大流行を受けた在宅勤務への移行がクラウド事業の追い風となった。売上高は13%増の380億ドル、純利益は112億ドル。売上高と利益はいずれも市場予想を上回った。クラウドサービス事業の「アジュール」は前年比47%の増収。売上高の伸びは前年同期の64%増、前四半期の59%増からは鈍った。サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は「事業の耐性の鍵を握るのは、問題解決に向けた技術力であることが過去5カ月で明確になった。自社でデジタル能力を構築した組織はより早期に回復し、この危機を克服して力強くなれる」と述べた。
マイクロソフト、4-6月は増収 クラウド伸び鈍化でも
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