マイク・ポンペオ米国務長官は23日午後の演説で、国を支配する共産党の方向性を変えるよう中国国民に呼び掛ける。強硬姿勢をとる中国に対し、鋭い口調でトランプ政権の対応を説明する見通しだ。この日、カリフォルニア州のリチャード・ニクソン大統領図書館・博物館で予定されている演説の原稿によると、ポンペオ氏は習近平国家主席が「破綻した全体主義的イデオロギーの信奉者」だと指摘。体制転換を明白な形で呼び掛けるには至っていないものの、同盟国や中国国民に、米国と協力して中国共産党の行動を変えさせるよう訴える。ポンペオ氏は、共産党が「外敵よりも中国の人々の正直な意見を恐れている」とし、米国は「中国の人々に働きかけ、力づける必要がある」と強調した。
米国務長官、中国国民に共産党の変革を呼び掛け
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