ここ数週間に米国各地でカトリック教会に対する破壊行為が相次ぎ、人々や聖職者の間にショックが広がっている。マサチューセッツ州ボストンやフロリダ州などさまざまな地域で、10から16日にかけて、カトリック教会団体から教会の所有物が破壊されたとの報告が何件か寄せられた。イエス・キリストや聖母マリアの像も被害を受けた。米カトリック司教協議会(USCCB)宗教自由委員会委員長のトーマス・ウェンスキー大司教は、インタビューで「こうしたことが続かないよう警戒しなければならない」と語った。最も大きな被害を受けたのはフロリダ州オカラのクイーン・オブ・ピース教会で、警察によると、男が11日に教会に放火した。中には午前のミサの準備をしている人が数人いた。