NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第4話 (C)NHK
歴史はエンターテインメント!かしまし歴史チャンネルへようこそ。「豊臣兄弟!」第4話で描かれたのは、織田信長が天下人への道を駆け上がるきっかけとなった、桶狭間の戦い。戦国史上最も有名な戦いといってもいいこの戦の名前を聞けば、「大雨に紛れた信長の奇襲」を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし一次史料をひもとくと、どうやら実際には、まったく違う戦い方をしていたようなのです。(かしまし歴史チャンネル/川合章子)
桶狭間といえば「大雨の中で奇襲をかける信長」のイメージだが……
今回は、戦国史上最も有名な戦いと言っても過言ではない、桶狭間の戦いについてお話ししたいと思います。
桶狭間といえば、永禄3年(1560年)5月19日、今川義元が2万~2万5000の大軍で尾張へ侵攻し、若き日の織田信長が、わずか3000~4000ほどの兵を率いて、大雨に紛れて奇襲を仕掛け、義元の首を取った――という物語が、広く知られています。
この勝利によって信長は、一躍、天下取りへの道を歩み始めました。まさに、信長の人生を決定づけたと言っていい戦いで、映画やドラマでも、繰り返し描かれてきました。
信長が敦盛を舞い、「馬引けぇ!」と叫んで出陣。折よく降り出した豪雨が、奇襲を成功させた――私自身、この演出はとても好きですし、戦国ドラマの名場面でもあると思います。
でも、この「信長の奇襲」のエピソードは、実は、フィクションの可能性が高いのです。







