先週末、全米で暴行、破壊行為などの混乱が発生し、多くの都市で被害が拡大した。民主党と同党を支持するメディアは、これらの抗議行動の大半が平和的なものだったとしているが、実際に何が起きていたのか検証する必要があるだろう。25日にシアトルの少年裁判所・拘置施設の周辺に集まった抗議行動参加者らは、移動式トレーラーに放火、近くの自動車や事業所の窓を壊した。シアトル市警察の東管区警察署の側壁には、爆発物によって約20センチの穴が開いた。暴徒は治安維持に当たる人々に花火、石などを投げ付けた。警察は「この1日を通じて計59人の当局者が負傷し、うち1人が入院した」と発表。「負傷内容は擦り傷、打撲、火傷などさまざまで、半月板断裂も1件あった」という。