重症化のリスクが0に近い30歳未満は、対面授業やスポーツを平常通りに戻す。子どもや学生からPCR陽性者が出ても騒がず、明らかな症状が何人にも出て集団発生が起きたら学級閉鎖すればよい。

 30~59歳も通常の経済活動を行ってよいはずだ。罹患した場合は症状に応じて自宅待機などで対応し、集団発生が起きたら職場を閉鎖すればよい。

 60~69歳は感染リスクが高まるので、流行期には在宅勤務などを推奨する。

 70歳以上の高齢者(や持病を持つ人)は、流行している間は隔離的な生活をしてもらう――といった内容だ。

「PCR検査の陽性者」は
必ずしも「感染者」ではない

 ここまでは「PCR検査の陽性者」=「感染者」ということで話を進めてきたが、この前提にも疑問が出されている。

 大橋眞・徳島大学名誉教授(免疫生物学)は、その診断(判定)基準に問題があるとしている(動画『コロナ騒動の原点は、PCR検査にあり』など)。

 PCR検査で新型コロナウイルスの存在を確認していると多くの人が思っているようだが、それは誤解だ。

 PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)は、ウイルスの遺伝子を増幅する技術で、新型コロナの場合、検査は次のような手順で行われる。

 公表されているコロナウイルスの遺伝子RNA(リボ核酸)の配列を基に、特徴的な配列に対応するDNA(デオキシリボ核酸)の断片(プライマー)を合成し、これを検体(鼻の粘膜やのどの唾液)と反応させて、プライマーと結合する配列のDNAを増幅して分析する。

 このようなPCR検査について、大橋名誉教授は「体内に取り込んだが(曝露したが)感染(ウイルスが定着し、増殖すること)していない場合でも陽性になる」と指摘する。

 ウイルスが粘膜の細胞の表面に付着しているだけで、自然免疫の力で細胞内へ侵入できていないような場合でも陽性になるからだ。

 また、普通のインフルエンザウイルスや他のコロナウイルスでもPCR検査で陽性になる可能性があるという。