――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米連邦準備制度理事会(FRB)は経済を支えるためにできることは何でもする覚悟だが、FRBだけでは新型コロナウイルス禍の影響を緩和することはできない。  FRBは29日、2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)を終え、米国債や他の証券買い入れを続けるとともに、政策金利をゼロ近辺に維持することを再確認した。また、一段の措置を講じる用意があるとも言明。ジェローム・パウエル議長はFRBが昨年開始した金融政策戦略とコミュニケーション手法の見直しが近い将来に終了すると述べた。