米映画館運営会社はまもなく本当のファンが誰なのかを知ることになるだろう。28日遅くに発表された米映画大手ユニバーサル・ピクチャーズと映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングス間の契約は、書類の上では、映画の劇場公開期間をめぐる争いが最近表面化していた2社間の平和的合意にすぎない。この契約によって、映画がいわゆる「プレミアム・ビデオ・オン・デマンド(PVOD)」プラットフォーム上で視聴可能になる前に映画館で独占的に上映される期間が、75日間から17日間に短縮される。またAMCは、自社のオンデマンドサービスでその公開作品を配信できるようになるほか、アップルやアマゾンが運営するようなサードパーティープラットフォームからユニバーサルの新作映画が獲得するデジタルレンタル収入の一部(未特定)を取り分として得られるようになる。
米映画館チェーン、よりブロックバスター頼みに
ユニバーサル・ピクチャーズとAMCエンターテインメント・ホールディングスの契約が意味するもの
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