――作り出したシステムを運用することで、「投資」から「回収」に切り替えるということですね。

和製コンサル会社が語る、「デジタル変革」で失敗しない最も大事な心得Photo by Kazutoshi Sumitomo

 運用する過程では、データ分析を行います。「本当にクライアントが求めるものができているか?」「できていないのであれば、どのような追加措置が必要か?」の2点を中心に精査します。

 準備期間中に立てた仮説の通りにいく場合もあれば、仮説と異なる結果が出てくることもあるでしょう。ここでもトライアンドエラーを重ね、新たな目的地を設定するのです。

 このサイクルを繰り返し回し続けていくことで、企業や組織そのものの流れを変えていくのが、アビーム流のDXなのです。

 実は、これはアビーム側にも負荷がかかる方法です。

 従来、コンサル業界内でコンサルタントは、「クライアントのプロジェクトを“支援”する存在」という位置付けでした。しかし、“支援”だけではアビーム流のDXを実現するには力不足です。もっと踏み込まなければいけない。従来の枠を超え、クライアントと一緒に価値を作り出す、プロデュースをしていく面が必要なのです。

 そのため、アビームに所属するコンサルタントには、それぞれの領域で、レベルを確実に上げていくことを求めています。