米グーグルの栄えあるデジタル広告事業は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でまれに見る痛手を被り、4-6月期(第2四半期)は前年同期比で初の減収となった。親会社アルファベットが30日発表した4-6月期の広告収入は299億ドルとなった。これはグーグルのプラットフォームに加え、他のウェブサイトに掲載される広告を含めた収入で、前年同期の325億ドルを下回った。創業22年のグーグルにとり、こうした減収は初めてのことだが、ファクトセットがまとめたアナリスト予想では減収が見込まれていた。投資家もほとんど動揺していない。決算発表後の時間外取引でアルファベット株は終値比2%上昇した。ルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は発表文で、「われわれは引き続き、世界的に困難な経済環境を乗り切っていく」と述べた。
アルファベット大幅減益、グーグル初の広告減収
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