フェイスブックのプラットフォームを通じたヘイトスピーチ(憎悪表現)の拡散に抗議するため、同社への広告出稿を見合わせていた広告主の一部が、フェイスブックに戻りつつある。また同社の業績見通しからは、広告ボイコット運動が大きな打撃にはなっていないことが浮き彫りとなった。主要ブランドとしていち早くボイコット参加を表明した米アパレルメーカー、VFコーポレーション傘下のノースフェイスは、8月からフェイスブックとの取引を再開する考えを表明。広報担当者は「当初の進展に勇気づけられており、変革は一夜にしては起こらないことを認識している」と述べた。オランダのビール大手ハイネケン、独スポーツ用品大手プーマ、仏酒類大手ペルノ・リカールなども、フェイスブックへの広告出稿を再開する意向を示した。
フェイスブックに戻る広告主、対応にはなお不満も
有料会員限定
あなたにおすすめ