まったく爆発しなかった!

結局、不発弾のまま処理せざるをえなかったのです。

2億8000万円の投資で

売上はわずか3000万円!

事業を撤退させるのに3000万円を新たに銀行から借り入れました。

このときの失敗を絶対に忘れないために、武蔵野の社長室には1脚8000万円の椅子がいまだに置いてあります。

わが社に<br />“1脚8000万円の椅子”がある理由

失敗の原因は何か?

そもそもマーケットができていなかったのです。

マーケットには「お客様」と「ライバル」がいます。

ライバルがいないと、

お客様もいません。

クリエイト事業は、ライバルに先んじたビジネスモデルでしたが、ライバルがいない代わりに、データを使いこなせるお客様もいませんでした。

費用をかけてデータベースを購入しても、ターゲットを絞って営業する需要が想像以上に少なかった。

私はクリエイト事業の失敗から次のことを学びました。

・「どんなにいい商品でも、売れるとは限らない」
・「売れるためには、マーケットがなければならない」
・「ライバルがいない事業に手を出すのではなく、ライバルがいる事業でシェアを奪うのが正しい」

よい商品が売れるわけではありません。

売れる商品がよい商品です。