米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは4日、実写版「ムーラン」を9月上旬から動画配信サービス「ディズニープラス」で公開すると明らかにした。当初は今夏の劇場公開を予定していた。米国やカナダなどの主要市場が対象で、視聴するには約30ドル（約3200円）のダウンロード料金がかかる。ディズニーのボブ・チャペック最高経営責任者（CEO）は、今回のような対応は1回限りだとした上で、ムーランの配信を通じてディズニープラスの加入者が増えることに期待していると述べた。一方、同社がこの日公表した4-6月期（第3四半期、6月27日まで）は、最終損益が50億ドル近い赤字に転落した。事業の大半で、新型コロナウイルスの封じ込めに向けた世界的な封鎖措置が足かせとなった。