「HafHは、住まいをシェア(Co-living)、働く場所をシェア(Co-working)、ふるさとをシェア(Co-locating)の3つのCoを大切な価値観にしています。性別や出自、国籍、人種などを問わないオープンなコミュニティーでありたいと考えています」

利用者の33%は「会社員」
きっかけはコロナ禍のテレワーク

 このサービスを利用しているのは、フリーランスだけでなく、ごく普通の会社員も多い。なんと、利用者の33%は会社員である。

「今年6月に、HafHを半年間利用してもらうアンバサダーを募集したところ、600名を超す応募がありました。企業で働きながらHafHを利用したいと応募する方も多く、うれしい結果でした。コロナ禍にテレワークが広がった中で、会社員の方の利用も少しずつ増えてきています」

 普段は会社に勤務し、週末にHafHを利用している人も多い。その一人、岡部百合子さん(37歳)に話を聞いてみた。都内の大手銀行で融資業務を行う岡部さんは、週末になると好きな拠点に滞在して、ゆっくりと時間を過ごしている。

「以前、シェアハウスで暮らしていたことがあるのですが、外国人、学生さんなど多様な人と出会えて楽しかったのです。それでHafHができると知って、すぐに登録しました。

『世界を旅して働こう』というキャッチフレーズが心に刺さりました。他のサービスと違うのは、働くことをサポートしてくれる点だと思います。拠点で仕事をしているフリーランスの方に出会い、私自身もこれからの働き方について考えるようになりました」(岡部さん)

 今年は新型コロナウイルスの影響により、リモートで仕事をする人が急増している。HafHも自粛期間中の6月に過去最高の予約受付数を記録したという。

 今後、働き方が変わっていくのは間違いないだろう。世界を旅しながら仕事ができる時代はすでに到来している。こういったサービスを使って、住所に縛られない新しい生活を送ってみるのも一考かもしれない。

(吉田由紀子/5時から作家塾(R))

訂正 記事初出時より以下のように表現を改めました。
中見出し4つ目:拠点は世界176カ国 海外移住や多拠点居住にも使える
→拠点は世界176都市 海外移住や多拠点居住にも使える(2020年8月13日11:31 ダイヤモンド編集部)