あなたは「歯みがき」をいつしているか?正しいと思っていた歯みがきの習慣や知識も、じつは間違っていた可能性がある。本連載では「歯」があなたの人生を左右するほど大事なことと、同時に正しいケア方法を最新歯科学に基づいて詳細に解説して話題沸騰中の『世界の一流はなぜ歯に気をつかうのか』から正しい歯科知識やケア方法について紹介していく。今回も前回に続き世にはびこる間違ったケア情報の1つである、「歯みがきのタイミング」について、特に朝の歯みがきタイミングについて解説する。

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細菌だらけの口内vs.食べかすだらけの口内

 皆さんは朝、ちゃんと歯みがきしていますか。朝、しっかりと歯みがきするのは歯の健康を保つためにも大事なことなので、習慣づけてほしいものです。

 でも、「朝ちゃんと歯みがきする」という人も、「起床直後」にする人と、「朝食を摂った後」にする人とに分かれます。

 では、朝の歯みがきのタイミングでは、起床直後つまり「朝食前」と「朝食後」、どちらが正しいのでしょうか。

 もちろん、両方できるに越したことはないですが、朝の忙しい時に、そんな時間的余裕がある人は少ないでしょう。

 それならズバリ、朝食後の歯磨きが正解です。

 口の中に残った食べかすがプラークの元になりますから、食後に歯磨きを行い、プラークと食べかすをしっかり取り除くようにしましょう。

せめて朝食前にうがいを!

 ただし、口の中は唾液の分泌が少なくなる夜間にかけて細菌の繁殖が盛んになりますので、起床時の口の中は細菌だらけ、大変汚れています。食事をすれば、唾液の作用によって浄化されますが、そんな汚いものを大量に飲み込むのは良いことではありません。

 起床後に歯みがきする余裕がないとしても、せめて起床後は朝食をとる前に必ずうがいをし、口の中を清潔にしましょう。

 このほかにも『世界の一流はなぜ歯に気を使うのか』では、様々な歯にまつわる正しい知識、最新歯科情報が満載なので、健康できれいな歯に関心のある方は、ぜひお手に取ってみてください。

森下真紀
歯科医師・歯学博士・株式会社日本歯科総合研究所代表取締役社長
東京医科歯科大学歯学部歯学科首席卒業。在学時、英国キングスカレッジ歯学部に留学。その後、東京医科歯科大学歯学部附属病院研修医を経て、東京医科歯科大学大学院入学し博士号取得。大学院在学中には日本学術振興会特別研究員も務める。株式会社日本歯科総合研究所を2017年に設立し、代表取締役社長に就任。「日本を世界一の歯科先進国へ」をミッションとして掲げ、歯科業界の発展に貢献すべく活動を行っている。