米民主党の党大会が当初予定されていたウィスコンシン州ではなくバーチャル大会として開催される中、ドナルド・トランプ大統領は17日、同激戦州を訪問し、民主党から正式に候補指名を受ける予定のジョー・バイデン前副大統領は「過激左派」の手先だと非難した。民主党大会に合わせて1週間にわたりさまざまなイベントを予定しているトランプ氏は、当地にある空港の格納庫でのイベントに登場。製造業や製紙業で知られるこの地域の住民の大半は労働者階級の白人だ。トランプ氏は多くの人がマスクを着用していない聴衆に向かい、「バイデン氏が指揮する米国では、誰も安全ではない」と述べた。トランプ氏は同日、当地を訪れる前に、2016年の大統領選で僅差で敗れたミネソタ州を訪問。同氏陣営は同州で勝利できるチャンスがあるとみている。