米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズとリフトは21日にもカリフォルニア州での配車事業を一時停止する可能性があると述べた。ドライバーをどう分類するかを巡る同州との戦いはエスカレートしている。カリフォルニア州は5月に両社を提訴した。労働者が雇用主により管理されており、通常の事業活動に貢献しているのなら彼らを独立請負業者ではなく従業員として扱うよう義務づけた新たな州法に違反していると訴えたのだ。従業員ということになれば、ドライバーは病気休暇などの福利厚生を受けられることになる。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下にあるなか、対応が急がれる問題になっている。共にサンフランシスコを拠点とするウーバーとリフトは自社の事業について、輸送会社ではなく、乗客とドライバーを結び付ける技術的プラットフォームだと主張してきた。そのためドライバーは彼らの通常の事業活動の一部ではないという。