アップルのアプリ配信サイト「アップストア」を巡り、米企業の間で契約条件の改善を求める声が強まる中、複数の米メディア大手もこうした流れに加勢し始めた。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)やワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などを代表する業界団体は20日、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)に宛てた書簡で、アップストアを通して販売されるデジタル購読の利益拡大へ向け、より良い契約を結ぶ条件を満たすことを目指していると述べた。ニュース発行者は現在、基本ソフト(OS)「iOS」のアプリを通して獲得した初回購読の売上高の30%をアップルに支払っている。この手数料は購読開始から1年後に15%へ引き下げられる。
米メディアもAppleに対抗、アップストア手数料巡り
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