東京エレクトロンPhoto:SOPA Images/gettyimages

――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

***

 建設熱が高まっているときは、その道具を売る好機だ。中国が自国の半導体産業の発展に力を入れる中で、半導体製造装置で世界最大手の1つである日本の東京エレクトロンは、有望銘柄の可能性がある。

 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)をめぐる騒動は、テクノロジー分野での米国の優位性に対して、いかに中国が弱いかを露呈している。米商務省は今週、ファーウェイが米国の技術を利用した半導体にアクセスすることに関して、さらに締め付けを強める方針を明らかにした。半導体製造装置における米国の支配力を考えれば、今回の新たな規制でファーウェイの存続は危うくなる。